――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  クラウド事業で遅れを挽回するには多額の費用が掛かるが、米アルファベット傘下のグーグルは世界でも最大級の手元資金を持ち、それを使う大義名分もある。  グーグルは6日、非上場企業の米ルッカーを現金26億ドル(約2800億円)で買収すると発表した。ルッカーはクラウドベースのデータ分析ソフトウエアを手掛ける。グーグルにとっては過去4番目の大型買収で、グーグル・クラウド・プラットフォーム(GCP)事業の強化という明確な目的での買収としては最大規模となる。買収手続きは年内に完了する見通しだ。