ミレニアル世代は成人に達したが、株式市場のリターンに及ぼす影響は出始めたばかりだ。徐々に引退を迎えているベビーブーム世代よりも良好な結果を喚起できるのだろうか。答えを探るため、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は2つの株式ポートフォリオを構築した。1つめは、ミレニアル(1981~96年生まれ)の購買力拡大や嗜好(しこう)の恩恵を受けるとみられる銘柄からなるポートフォリオだ。ミレニアルはさらに若い「Z世代」と混同されがちだが、みな成人し、大半は一般的な教育課程を修了している。2年後には最年長のミレニアルが40歳になる。調査会社ペイスケールによると、40歳は女性の平均所得がピークに達する年齢だ。これに対し、男性の平均所得は50代初めまで上昇する。