米IBMは今週、人員削減策に沿って従業員約2000人をレイオフした。事情に詳しい関係者が述べた。同社は事業再編の最中にある。IBMは発表文で、高付加価値部門への配置転換を継続しており、重要な新領域での積極的な採用も続けていると述べた。当局への届け出によると、2018年12月末時点でのIBMの従業員数は35万0600人と、2005年以降で最も低い数字となっている。同社は現在、全世界で約2万5000人の募集をかけている。IBMは4月、3四半期連続での減収を発表した。クラウド・コンピューティングや人工知能(AI)分野で拡充に取り組んでいるが、機器の販売やサービスでの成長鈍化を補うには至っていない。