強い信念で「即レス文化」を拒絶する
このばかげたデフォルトは変えられる。受信箱をチェックする頻度を下げ、メッセージがたまるまで放っておき、まとめて処理すればいい。返信を遅くすれば、まとめて集中できる時間(本書の用語で言う「レーザーモード」の時間)が増える。
ひどいやつだと思われるのが心配なら、「集中力を高め、マインドフルな状態でいれば、彼らの同僚や友人としてもっと役に立てるのだから」と、自分に言い聞かせよう。
「多忙中毒」の即レス文化はとても強力なため、それを振り切って方針転換するには信念が必要だ。
ハイライト(最も大事なやるべきこと。本書参照)を信じよう。あちこちに気移りしながらすごすのをやめて、ハイライトを優先することには、それだけの価値がある。
レーザーモードを信じよう。メールをさばくより、大事なことに一点集中したほうが多くを達成できる。
人を信じよう。本当の急用があれば直接言いに来るか、電話をくれるはずだ。
(本原稿は、『時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」』〈ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー著、櫻井祐子訳、ダイヤモンド社〉からの抜粋です)