ソウル近郊の巨大「スマートシティー」開発で提携してきた米不動産開発大手ゲール・インターナショナルと韓国建設大手ポスコ建設の関係が破綻し、法廷闘争にもつれこんでいる。開発にはこれまで17年間で200億ドル(約2兆2000億円)超が投資されてきたが、国際的なビジネス・金融センターをともに作り上げるという両社の夢は砕け散った。  両社の合弁事業が手掛ける松島(ソンド)国際都市では、約6平方キロメートルの埋め立て地に高層マンションが立ち並ぶほか、コンベンションセンター、ジャック・ニクラウス氏が設計したゴルフ場、ベネチア風の運河、ニューヨーク市のセントラルパークをモデルとした公園がある。