中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズに対し、200件余りの特許について、ラインセンス料を支払うよう要求している。関係筋が明らかにした。ファーウェイと米国の対立が一段と先鋭化している。関係筋によると、ファーウェイの知財ライセンス担当幹部は2月、ベライゾンに書簡を送り、「特許ライセンスの問題を解決するため」として、支払いを要求した。ベライゾンはファーウェイの顧客ではない。ファーウェイは書簡で「われわれの特許ポートフォリオに関して、ライセンス契約を結ぶ利点を分かってもらえると確信している」と指摘している。問題となっているのは、中核ネットワークや有線インフラ、あらゆるものがネットにつながる「IoT」技術などに関する特許で、ベライゾンの取引業者の一部にも影響が及ぶ可能性があるという。