米国に滞在している不法移民のうち、メキシコ人の比率が2017年に50%を割り込んだことが最新の調査で明らかになった。少なくとも1965年以降では初めて。  米シンクタンクのピュー研究所が実施した調査では、米南部国境における過去何十年にもわたる状況の変化が浮き彫りになった。暴力や貧困から逃れるためエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスなどの中米諸国から流入する移民が増える一方、仕事を求めて米国にやってくるメキシコ人が減った。  調査によると、2017年に不法に米国内に滞在していた外国人は1050万人と推計される。