米ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は17日、ニューヨーク市内の地下鉄やバスで横行する不正乗車や暴力行為を防止するため、都市交通局(MTA)が300人の職員、ニューヨーク市警察が200人の警察官を配備すると発表した。不正乗車と暴力が最も頻発している地下鉄駅50カ所とバス路線50本をパトロールするという。クオモ知事は具体的な場所については明らかにしなかったが、会見に同席したマンハッタン区地方検事のサイラス・バンス・ジュニア氏を指し示し、この計画が主にマンハッタンで実施されることを示唆した。MTAのパトリック・フォイエ会長兼最高経営責任者(CEO)は不正乗車による損失について、今年は2億6000万ドル(約281億6600万円)に上る見通しだと語った。MTA当局者らによると、不正はバスが最も多く、5人に1人が不正乗車しているとみられる。
NYの地下鉄とバス、不正乗車防止に500人配置へ
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