メキシコの連邦議会上院は19日、「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」の批准を巡る採決を行い、114票対4票の圧倒的多数で承認した。北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる同協定の承認は、参加する3カ国の中で初となる。NAFTA再交渉でメキシコの首席交渉官を務めたヘスス・セアデ氏は、「メキシコは開かれた市場経済であることを示し、一歩リードした」とツイートに投稿。「明確なルールと魅力的な投資環境、安定性、そして競争力を高め、力強い北米のためにパートナー国が間もなく同じ行動を取ると信じている」と続けた。カナダとメキシコは5月末、米政府が鉄鋼とアルミニウムに対する追加関税を撤廃したことを受け、USMCAの批准に向けたプロセスを開始。同協定にとっては米議会で承認を受けることが最も大きな困難になるとみられている。
メキシコ、新NAFTAを批准 3カ国で初
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