トランプ米政権は、米国内で使用する第5世代(5G)移動通信システムの機器について、中国以外での設計・製造を義務づけることを検討している。関係筋が明らかにした。実現すれば世界の製造業の構造を変化させ、米中の緊張がさらに高まる恐れがある。  5月の大統領令は、サイバーセキュリティー面の懸念から一部の外国製の通信機器・サービスを禁じるというもので、150日間にわたる米通信業界サプライチェーンの見直しが始まっている。