気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

「先延ばし癖」がなくなる、たった1つの習慣Photo: Adobe Stock

迷ってしまって決められない

「あっ、ホテルとっていない……!」

私は、旅行に行くのが好きで、1ヶ月に1度は一泊二日程度の旅行をしている。
旅行が決まるのは、だいたい3ヶ月前くらいで、そのときからホテルの予約サイトをチェックしている。

「このホテルはきれいでよさそう!」
「ここは駅から徒歩1分なんで便利でいいな」

だが、いつもこう思ってしまう。

「迷ってしまって決められないから、また今度予約しよう」

検索まではするのに、なぜか予約まで進めない。
最終的に前日まで予約をしないことがざらだ。

前日に予約をすると、人気のホテルはすでに満室。
残っているのは、値段が高いホテルか、駅から遠いホテルばかりだ。
前々から「調べる」行動をしているのに、なぜ予約まで進めないのだろうか。

「確定」ボタンを思い切ってクリックする

著者累計100万部を突破した話題作『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の著者・クリス・ギレボー氏も私と同じようなことを感じていた。

ギレボー氏は、ある友人にこの「決められない悩み」を相談したところ、以下のような助言をもらったそうだ。

以前は、最高のものを求めていたから、細かな決断をするのにものすごく時間をかけていた。でも、実際には選択肢のなかに、他より圧倒的に優れた最高のものがあるとは限らない。もしくは最高と呼べるものが、いくつもあるケースも考えられる。
それによく考えれば、どのホテルに泊まるかや、空港からどんな手段で目的地に到着するかなどは、それほど重要な問題ではない。
あることについて決断を下してしまえば、他のことについての計画に集中できる。いつまでも決断を下せないと、それ以上先に進めない。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p220~221)より

これは「ホテル予約」だけの話ではない。

多くの人は、行動を先延ばしにしているのではない。
決断を先延ばしにしているのだ

最適な答えを探そうとするあまり、「もっといい選択肢があるのではないか」と迷い続けてしまう。
だが、人生の多くの選択に「完璧な答え」はない。

だからこそ大切なのは、迷い続けることではなく、決めてしまうことだ。
いいと思ったら、その場で確定ボタンを押す」ことが先延ばし癖をなくす最もシンプルな方法なのである。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)