――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  中国は自国の電気自動車(EV)業界の主要な部分を国際競争に開放しつつある。逆説的だが、この動きは同国の業界を強化するかもしれない。  中国政府が21日にEVバッテリーの公認メーカーのリストを撤廃したため、外国のサプライヤーによる販売に再び道が開かれた。2015年に導入された同リストに掲載されたバッテリーメーカーは、政府補助金(EV価格に対する比率はかなり高い)の資格を得た。外国の大手で掲載された企業はなかった。  一方、寧徳時代新能源科技(CATL)など中国のバッテリー会社は花開いた。