米国の大学キャンパスで白人至上主義のプロパガンダが広がり、2019年春学期は過激主義の広告が以前に比べて目につくようになった。名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)の最新報告で明らかになった。  米国内の憎悪表現や反ユダヤ主義を研究しているADLによると、18年9月から19年5月までに、大学キャンパスで白人至上主義のパンフレットやポスター、ステッカーが勧誘活動に使われた事例が313件見つかり、17〜18年度から7%増となった。17〜18年度には過激主義的な広告が前年度から77%増加していた。