28日の米株式相場は上昇。4-6月期は米中貿易紛争が激化する中、株価は堅調な伸びを見せた。また同四半期には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに対する姿勢にも変化が見られた。ダウ工業株30種平均の終値は前日比73.38ドル(0.28%)高の2万6599.96ドル。S&P500種指数は16.84ポイント(0.58%)高の2941.76、ナスダック総合指数は38.49ポイント(0.48%)高の8006.24で取引を終えた。S&P500種の上昇率は月初来で6.9%、四半期初来で3.8%となった。月間の上昇率は8.2%を記録した1955年以来の大きさとなり、5月から大きく回復した。5月は6.6%下落し、月間下落率は2010年以来最大だった。年初来では17%上げており、上半期の上昇率としては97年以来最も大きかった。