――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  電気自動車(EV)の先駆者テスラにとって次のカンフル剤となるのは、今週発表される4-6月期納車台数だろう。だがたとえ強い数字が出ても、テスラ車に対する需要低下の懸念が消えることはない。  年初から下落が続いたテスラの株価は、6月につけた安値から約25%反発した。同じように同社の債券価格も大幅に回復した。4-6月期納車台数をめぐる楽観論が一定の役割を果たしたようだ。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は目覚ましい数字になると示唆している。恐らくはただし書きが必要だが。