• バニスター氏は2018年後半から緩和が必要と警告していた• バニスター氏は2018年後半から緩和が必要と警告していた往々にして、投資家が何かに確信を持てば持つほど、それが実現しない公算が大きくなるものだ。2018年の後半がその良い例で、米連邦準備制度理事会(FRB)は自動操縦モードで利上げを実行しているかのようだった。その結果12月の株価急落が起き、その後の動きは周知の通りで、今や投資家は7月の利下げはほぼ確実と見ている。12月の運命の利上げのかなり前から、懐疑派はFRBの利下げが必要だと警告し始めていた。スタイフェルで機関投資家向けエクイティ戦略の責任者を務めるバリー・バニスター氏もその一人だった。株式分析で30年以上の経験を積んでいる同氏は、今もFRBがもっとハト派的になる必要があると考えている。