日本が韓国への半導体材料などの輸出規制に踏み切ったのを受け、韓国は内製化を進めている。ハイテク業界のナショナリスト的シフトを示す最新の兆しだ。韓国側は3日、ハイテク部品の生産に使う素材や装置に対する年間1兆ウォン(約920億円)の投資を検討していることを明らかにした。日本が今週、半導体やディスプレーパネル製造用の素材3品目に対する輸出規制を発表したことを受けた動きだ。日本が輸出を規制するのは、スマートフォンのディスプレーに使われるフッ化ポリイミド、半導体製造用フォトレジスト(感光材)や高純度フッ化水素。高純度フッ化水素はシリコンの薄膜に回路を焼き付けて半導体を形成する際にエッチングガスとして使われる。
ハイテク業界ナショナリズムの波、日韓にも
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