カナダのスポーツウエアメーカー大手ルルレモン・アスレティカの取締役会は先週、創業者チップ・ウィルソン氏との長年にわたる対立の解決に向けて最終段階に入っていた。ところが、事態は思わぬ方向に転じた。ウィルソン氏は和解交渉が決裂しつつあることに気づいていなかった。17日にマーティ・モーフィット会長が予想外の反応を示し、さらに18日に同社がウィルソン氏を「不誠実な交渉」を行ったと公に非難する声明を出したことで、ようやく事態の深刻さを痛感した。モーフィット氏はウィルソン氏に宛てたメールに「取締役会や経営陣と協力して取り組むという真摯(しんし)な意思が感じられない」と記していた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がこのメールを閲覧した。