【ワシントン】米労働省が5日発表した6月の雇用統計では、予想以上に力強いペースで雇用が拡大したことが明らかになった。これにより、雇用減速懸念が和らぐとともに、海外からの逆風にさらされている国内景気が押し上げられる可能性が示された。  6月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比22万4000人増加し、予想を上回った。  失業率は小幅上昇し、3.7%となった。より多くの労働者が仕事を求めて労働市場に参入したことが影響した。  賃金上昇率は前年同月比3.1%で、前月と同じだった。