【上海】中国経済の冷え込みを受けて、昨年は中国人の百万長者(ミリオネア)の人数が減少した。これに伴い、世界の富裕層の総資産も縮小した。仏コンサルティング会社キャップジェミニの報告で分かった。  100万ドル(約1億0900万円)以上の金融資産を持つ中国人の数は、2018年に前年比で5%減り、120万人となった。資産の合計額は5000億ドル減少した。パリに本社を置くキャップジェミニの報告によれば、世界の富裕層の総資産は2兆ドル(2.9%)減少したが、中国の落ち込みがその大きな要因だった。