電気モーターを搭載した5人乗りの旅客機が先日、ロサンゼルス近くをテスト飛行した。  製造から50年近くたつセスナ「スカイマスター」を改造したもので、手掛けたのはカリフォルニア州に拠点を置くスタートアップ企業アンペア(Ampaire)。機首のプロペラには通常のエンジンが使用されているが、後部のプロペラは電気モーターで動いている。  「いわばプラグインハイブリッド車(PHV)のようなものだ」。アンペアの共同創業者、ケビン・ノートカー最高経営責任者(CEO)はこう話す。同社では自動車用の部品を航空機用に改造して一部に使用している。