「泣けた!」「胸が熱くなる」「日曜夜が待ち遠しくなった」と毎週日曜よる9時のTBSドラマ『ノーサイド・ゲーム』が話題だ。
原作は、「半沢直樹シリーズ」「陸王」「下町ロケット」などで知られる人気作家・池井戸潤さんの書き下ろし小説。大手自動車メーカー「トキワ自動車」のエリート社員、大泉洋さん演じる君嶋隼人が工場に左遷され、低迷中のラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネジャーとしてチームと自身の再起に挑む企業ドラマだ。
ドラマの見どころはたくさんあるが、その中でもとくに注目なのがラグビーシーンの数々。演じるのは元日本代表を含む、本物のアスリートたち。
そこで本連載では、アストロズ選手たちのリレーインタビューをお届けする。

第1回は、キャプテン岸和田徹を演じる高橋光臣さん。中学から大学まで実際にラグビーに打ち込んだ経験を持つ高橋さんのドラマにかける思いとは?(文/向風見也)


――『ノーサイド・ゲーム』は、大泉洋さん演じる君嶋がGM(ゼネラルマネージャー)になるところから始まります。

 これまでの日曜劇場の主人公には硬派なイメージが強かった印象がありますが、今回の君嶋は熱さに加えて柔軟さがあります。決めるべきところはきっちりと決め、くだけたシーンではこちらもついほくそ笑んでしまう。大泉さんの“遊ぶ”ことに挑む姿勢、現場でのたたずまいは、本当に格好いいです。

――大阪の強豪校だった啓光学園(現:常翔啓光学園)ラグビー部でボールを追いかけていた高橋さんが演じるのは、アストロズの岸和田徹キャプテンです。

高橋光臣(たかはしみつおみ)
大阪府出身。37歳。 「下町ロケット」をはじめ、朝ドラ「梅ちゃん先生」、大河ドラマ「西郷どん」などの作品に恵まれ、現在ドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する。CMでは数年に亘り「救心錠剤」のイメージキャラクターを務めている。

 岸和田徹は諦めない人間です。ラグビー素人の君嶋がGMとなり、部員たちはそれを廃部の前兆と捉えている。岸和田はその空気を感じながらも、キャプテンとして諦めずに輪の真ん中に立っています。役者を始めた頃から「いつかラグビーを題材にしたドラマに呼ばれるのであればその中心で演じ、盛り上げたい」と思ってきました。そんななか、出演していいた『光より前に~夜明けの走者たち~』という舞台をドラマの伊與田英徳プロデューサーが観に来られた。その数カ月後にオーディションへ呼んでいただき、理想とする役をもらうことができました。責任感と感動と、いろいろな思いが一気に湧いてきましたね。

――作品とラグビーに対する真摯な思いが伝わってきます。

 オーディションの最中も、少しでもいい役をもらいたいという強い思いを持続させていました。その後出演が決まり、アストロズメンバーの役名が告げられるときに福澤監督がこう言ったんです。「お前がキャプテンだ!」って。鳥肌が立つのを通り越し茫然としてしまいました。