米実業家イーロン・マスク氏と、同氏が設立した脳科学ベンチャー「ニューラリンク」の有力科学者らは16日、脳と機械をつないで神経疾患などの治療を目指す装置の開発について、これまでの研究・実験結果を発表し、大きな成果を上げていると強調した。  ニューラリンクによると、開発中の装置は従来より一段と精密になっている。同社はこうした装置の開発を約2年にわたり行ってきた。実際に人間の脳を使った臨床試験に向け、米食品医薬品局(FDA)からの承認取得を目指している。目標は運動障害や脊髄損傷、失明など神経系の疾患の治療だという。