当地のスーパー、365フレッシュマートの店舗では、販売を取りやめた日本製たばこ「セブンスター」のカートンが包装されたままの状態で買い物かごに詰め込まれていた。以前はアサヒやサッポロといったブランドが幅を利かせていた冷蔵棚には、韓国製ビールが並んでいる。店内のいたるところに、新たな品ぞろえを説明するラミネート加工の表示板が掲げられている。表示板には「当店では日本製品は売りません! 売らない! 買わない!」の文字。入り口の上部の垂れ幕には「日本は過去を反省していない」と記されている。日本製たばこは店の一番の売れ筋商品だったが、マネジャーのキム・ジョンミョン氏は今月に入って、ためらうことなく日本製品の販売停止に踏み切った。ある業界団体によれば、韓国全体で5万以上の小売店が同様の行動を取っているという。