今週に入り瞬く間に広まった写真加工アプリ「FaceApp(フェイスアップ)」に関し、個人情報の保護や外国機関による情報悪用に関する懸念が浮上している。ロシアで開発されたフェイスアップは利用者がアップロードした写真を加工し、顔を若返らせたり年老いて見せたりできるアプリ。人気バスケットボール選手のレブロン・ジェームズなどが数十年後のものに見える自身の姿をソーシャルメディア(SNS)に投稿したことで、今週に入り人気が急上昇した。アプリは2017年にローンチされ、これまでに全世界で9500万回超ダウンロードされているが、調査会社センサー・タワーによれば、そのうち2000万回超は7月11日以降に記録されたもの。フェイスアップは同社が調査する84の市場のうち、83カ所で最もダウンロードされているアプリだという。