米フェイスブックの共同創業者で、最高経営責任者(CEO)を務めるマーク・ザッカーバーグ氏は、会社に対して異例の影響力を持っている。24日明らかになった米連邦取引委員会(FTC)との和解合意では、取締役会に個人情報の管理強化を求めたが、ザッカーバーグ氏の権力はほぼそのまま温存された。FTCはフェイスブックに対し、50億ドル(約5400億円)の制裁金を科したほか、独立取締役員によるプライバシー委員会の設置を義務づけた。FTCのジョー・シモンズ委員長は、議決権株の3分の2を握る投資家の支持がない限り、「誠意ある行動のため(これらの独立取締役を)プライバシー委員会のメンバーから」解任することはできないと指摘した。
ザッカーバーグ氏、FTCとの和解後も巨大な影響力を維持
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