米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ幅は、ドナルド・トランプ大統領がそうあるべきだと考える水準を下回りそうだが、大統領には景気刺激のために使える道具が他にもある。ドル売り介入だ。投資家はそれに備えておくべきだ。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の25ベーシスポイント引き下げが決まりそうだ。最近の景気動向を見ると、それが必要かどうかは定かでないが、トランプ氏はより大幅な利下げを望んでいるようだ。そうなればドル安の可能性がある。トランプ氏は22日に再びFRBを批判し、「わが国は他国より『大幅に』高い金利の支払いを不必要に強いられている。非常に見当違いのFRBが唯一の原因だ」とツイート。「他国が自国通貨を操作し、資金供給している。極めて不公平だ!」と付け加えた。
米のドル売り介入、くすぶるシナリオ
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