今年1月、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は2018年の決算発表時に、同社は批判に答える一年に終止符を打ち、新たな成長とイノベーションの時代に踏み出すことを示唆した。ザッカーバーグ氏はこのとき、「われわれには進むべき道がはっきりと分かっている」と述べた。しかしその言葉を口にするのは早すぎたかもしれない。それから半年、フェイスブックなど大手テクノロジー企業に対する政治的な攻撃は激しくなる一方だ。そうした状況がこれらの企業の事業拡大戦略をさらに困難にしている。大手プラットフォームが優位性を確立できたのは、政府が四半世紀にわたって、党の垣根を超え、これらの企業を育成するためにつくられた規則や規制を支持することで一致していたおかげでもあるからだ。
米IT大手に逆風、政府との関係にほころび
政策立案者の不満がプラットフォーム企業の事業拡大戦略に影響
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