【ワシントン】株式投資家でドナルド・トランプ米大統領の有力な支持者であるトム・バラック氏が、経営難に陥っている米原子力発電所大手ウエスチングハウスの買収に向けた出資をサウジアラビア政府に働きかけていたことが分かった。下院監視・政府改革委員会が公表した報告書で明らかになった。  報告書からは、センシティブな核技術をサウジに移転しようとする取り組みについて新たな詳細が明らかになった。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WJS)はこれまでに、サウジや中東地域に原発を数十カ所建設・運用する計画を報じていた。