「結婚相談所で出会った30代前半の女性とお見合いをして、お互いにいいなと思い、仮交際(※)を始めることになりました。彼女とはLINEを交換して、日々やりとりをしていました。何度か会ううちに、彼女のことをもっと知りたいなと思い、LINE IDで何の気なしに検索してみたんです。

 すると婚活ブログがヒットしました。そこには僕との出会いからデートまですべてが細かく綴られていました。しかも僕のプロフィールも『大手企業勤務、部長クラス、年収約○○○万円』など、ご丁寧に明かされていて。

 他にどんな描写があったかというと、例えば、『Bさん(僕のこと)は趣味のひとつが節約。だからなのかどんなときもリーズナブルな店、ふたりで行った場合の平均単価が5000~8000円程度の店しか選びません』『Bさんは私服が少しダサめなのが難点です。もう少しおしゃれになれないのかと思う』など、こちらが凹む内容も多々……。

 ブログをじっくり読み、そのブログを書いているのはやはり彼女だと確信したとき、もう仮交際をやめようと決めました。正直、許可なくここまで赤裸々に書かれるのも嫌ですし、たとえ『書いていい?』と言われてもOKしないと思います。あまりいい気分ではないなと感じましたね」(40代男性)

(※「お相手見極め期間」ともいう。複数の候補者の中から結婚を前提にお付き合いしたい相手を見つけるための期間。仮交際中は複数人と同時に交際することができる、結婚相談所独自のシステム)

 確かに、知らぬ間に自分のことをネットに勝手に書かれていた、となると、それが匿名のブログであっても、あまりうれしい気持ちにはならないだろう。しかも、LINEのIDで検索するとブログがヒットする、というのはあまりにも脇が甘い。気になるモノは検索したら出てくる時代。誰もが検索スキルを持ち合わせている今、そのあたりの配慮もなく、何もかもブログに書き込むのはいかがなものかと思う。

もしモンスター婚活者に遭遇したら
私たちはどう対応すればいいのか

 ここでは婚活詐欺のような事件性のある事例を取り上げることはなかったが、程度の差こそあれ、どうしてもこちらが理解できない行動に及ぶようなモンスター婚活者は存在する。

 もし、その手のモンスター婚活者に出会い、「モンスターだ」と気づいたら、それ以上関わることはやめておくのが正しい判断だといえる。

 また、仕事関係や友人知人の紹介で知り合うのとは違う出会いゆえに、果たして相手が信頼に足る人物なのかどうか、ある程度時間をかけないとわからない面もある。だからこそ、自分の個人情報をむやみに明かさないよう、慎重な行動をとることも意識したい。