【北京】中国が新疆ウイグル自治区で、イスラム系少数民族を大量に拘束しているとされる問題で、地元政府高官は30日、「再教育施設」収容者の大半は施設を離れ、職を見つけたと主張した。具体的な数字や証拠は示さず、プログラムは成功だとしている。  中国がこの問題について状況を説明するのは異例で、欧米諸国を中心とする国際社会からの批判をかわす狙いがありそうだ。  新疆の政府当局者はこの日開いた会見で、「大半は施設を出て、生産的な社会の一員となっている」、「90%以上は自分にあった職を見つけ、十分な所得を得ている」などと説明。