【ソウル】韓国のサムスン電子が31日発表した4-6月期(第2四半期)決算は純利益が53%減少した。消費者のスマートフォンなどへの購買意欲が弱まり、同社の主力である部品事業への需要が減退した。  サムスンは、長引く米中貿易摩擦で増幅された世界の買い控え傾向に悩まされている。さらに、日本の輸出手続き強化によって半導体などに欠かせない原材料の出荷に時間がかかるようになることから、最近サムスンの中核事業が脅威にさらされている。  純利益は5兆1800億ウォン(前年同期は11兆0400億ウォン)、売上高は56兆1300億ウォン(同58兆5000億ウォン)と、いずれも市場予想を上回った。