米連邦準備制度理事会(FRB)の歴代議長らは5日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)への寄稿で、FRBの独立性を維持し、短期的な政治圧力にさらされないようにする必要性を訴えた。FRB批判を繰り返しているドナルド・トランプ大統領に暗に反論した。存命中の歴代議長であるポール・ボルカー氏、アラン・グリーンスパン氏、ベン・バーナンキ氏、ジャネット・イエレン氏の4人が連名で寄稿した。4人はその中で、FRBとその幹部が任務を遂行する上で、政治的な圧力や、「政治的な理由で(中略)解任あるいは降格される脅威」にさらされてはならないと主張。「FRBが一部の政治家ではなく米国にとって最大の利益となる決定を下すことができるよう確実にすることが重要だ」と訴えた。
FRBの政治からの独立訴え、歴代議長4人がWSJに寄稿
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