米金融大手ゴールドマン・サックスは、データセンターをはじめとするインフラへの融資という注目市場への取り組みを拡大する。人工知能(AI)ブームのより大きなパイを獲得したい考えだ。事情に詳しい複数の関係者によると、ゴールドマンは世界のインフラ融資に特化したチームをグローバル・バンキング・アンド・マーケッツ部門内に創設する。この分野の融資を増やすとともに、債務を買い取る投資家の発掘に取り組む。新たなチームは先進国と新興国で有料道路から空港まで、さまざまな従来型インフラの建設・改修にも焦点を当てる。そのほか、世界的に需要が拡大している再生可能エネルギーと、特定の液化天然ガス(LNG)生産への資金調達を手配する。多くの国で防衛費が増加する中、軍事装備・関連機器への融資も担う。
ゴールドマン、AIインフラ融資でシェア獲得狙う
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