【ベルリン】製造業と輸出という伝統的な成長エンジンが揺らぐ中、ドイツは新たな経済の原動力を見つける必要に迫られている。だが同国の時代遅れのインターネットがその行く手を阻んでいる。  ネットワーク環境の嘆かわしい状況は、国中でジョークの種になり、経済に重くのしかかっている。「スピードテスト・グローバル・インデックス」のネット通信速度ランキングによると、ドイツの通信回線の平均速度は固定ブロードバンド接続で世界33位、モバイル接続で47位と低迷している。これに対し、米国はそれぞれ7位と37位だ。