中東バーレーンのインフラ(社会基盤)や政府のシステムに、イランの差し金とみられる不正侵入があった。イラン政府が対立する米国やサウジアラビアの友好国へのサイバー攻撃を強化しているとの警戒感が中東諸国に広がった。  複数の関係者によれば、今回の不正侵入は、中東でのイランのサイバー活動での通常のレベルを超えていた。ハッカーは5日にバーレーンの主要犯罪捜査機関である国家安全保障局(NSA)、内務省、副首相執務室のシステムに侵入したという。  先月25日には、水電力庁のシステムへの不正侵入をバーレーン当局が検出した。ハッカーはいくつかのシステムを終了させた。