米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは、ブログサービスの「タンブラー」を、ブログ作成ソフトウエア「ワードプレス」を保有するオートマティックに売却することで合意した。ベライゾンは、10億ドル余りで獲得したタンブラーをわずかな金額で手放すことになる。売却額は明らかになっていない。両社によると、オートマティックは約200人の従業員を引き継ぐ。タンブラーは無料のサービスで、ユーザーは写真や音楽などをアップロードできるが、フェイスブックやレディットなどに比べてはるかに規模が小さい。ベライゾンは2017年、デジタルメディア・広告事業構築の一環としてヤフーの中核事業を買収したことに伴い、タンブラーを獲得した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、ベライゾンが今年タンブラーの売却先を探し始めたと報じていた。