「We(ウィー)」はその共有オフィス賃貸事業を通じて醸成されるコミュニティーの雰囲気を投資家に受け入れてほしいと考えている。だが「You(あなた)」は一段と明確な財務報告書と利益の方を好むかもしれない。ウィーワークの親会社ウィーカンパニーは、新規株式公開(IPO)に向けた目論見書を当局に提出した。ティッカーシンボルは「WE」。同社は目論見書で「コミュニティー」に150回も言及した。だが利益は存在しておらず、赤字は拡大している。これで眉をひそめない潜在投資家も、創業者アダム・ニューマン氏に最近提供された融資はいぶかしがるかもしれない。