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ジェットコースターのような相場展開になっている日本株だが、業績堅調な企業が全体相場の調整に巻き込まれたときは「買いチャンス」にもなりやすい。そこで特集『日経平均6万円突破か減速か 攻めと守りの投資術』の#6では、アナリストの再来期予想から「大化け候補120銘柄」を選抜。短期の株価変動に一喜一憂せず、中長期保有で大きな利益を狙う戦略は個人投資家の特権である。メガトレンドに乗っている大型株から旬の中小型株までさまざまなタイプがそろうので、ぜひランキングをチェックしてほしい。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
時間を味方に付けた投資で
波乱相場をチャンスに変える
3月以降、ジェットコースターのように急騰と急落を繰り返す日本株。中東情勢や石油価格、トランプ米大統領の発言に一喜一憂する展開が続いている。底入れだと判断して買ったら急落、その逆に損切りした翌日に急騰して悔しい思いをした個人投資家もいるだろう。
乱高下を利用したトレーディングはうまくいくと短期間で大きくもうけられるが、初心者やビジネスパーソンには分が悪い。機動的な売買をしないと、大きな損失を食らう可能性もあるからだ。
そこで提案したいのが、個人投資家の強みを生かした投資法である。
意外かもしれないが、個人投資家はプロにはない強みを持っている。それは「時間を味方」にできることである。顧客の資金を運用する機関投資家の場合、四半期の成績をシビアに求められるが、個人投資家の場合、中長期で資金を増やしていけばいいからだ。
株価は短期的には需給やニュースによって動く。正直なところ、どんなに優良銘柄であっても、明日の株価を予想することは難しい。
だが、中長期では株価は業績の伸びに比例することが多い。つまり、個人投資家は業績が伸びる株を素直に買っていけばいいのだ。もっと言うと、足元は業績が堅調な企業でも2月の高値から株価が調整している企業も少なくなく、投資チャンスという見方もできる。
そこで今回はアナリストの業績予想(コンセンサス予想)を活用し、中長期で好業績が期待できる銘柄をランキングした。具体的には今期の当期利益と比較して、再来期の利益が大きく伸びる銘柄である。ランキングは単純に増益率で並べたのではなく、複数の条件を組み合わせて精度を上げる工夫をしている。
銘柄欄には今期の予想PER(株価収益率)に加えて、再来期の利益で算出した「再来期予想PER」なども付けた。この1年で株価が大きく上昇した半導体やAI関連、機械セクターの一部は今期予想PERで見ると買いにくいケースがあるが、再来期の予想PERで見ると割安と判断できることもあるからだ。
次ページでは「大化け候補」120銘柄を一挙に紹介。銘柄の一部を紹介すると、2025年に株価が急騰したキオクシアホールディングス(HD)やアドバンテスト、三菱重工業なども登場する。また、旬の業態の直近IPO(新規公開株式)銘柄もあるので、中小型好きの投資家も参考になるはずだ。
業績が伸びる株を安く買うのは投資の王道である。ぜひ波乱相場を勝ち抜く参考にしてほしい。







