――大泉さんと共演してみてどうですか。

 本当にすごい役者さんだなぁって間近で見ていつも思っています。演技の相談もさせていただくんですが、「まず琳ちゃんがやりたいようにやりな」って言ってくれて、大泉さんがそれに合わせてくれるんです。自分としてはとても楽なんですが、もっともっと大泉さんに迷惑をかけない演技をしなければ、と。でも一番はやっぱりみなさんと演技をしているのが、今はとても楽しいです。

――村田さんはもともと役者志望ではなかったんですよね。

 役者になりたいって思ったのは半年くらい前。そんな人間が日曜劇場に出ているって本当に恥ずかしいんですけど…。2年ほど前にスカウトされて、趣味感覚で始めたのが最初です。将来は税理士になるつもりだったので…。

――いつ役者になりたいと思うようになったんですか?

 事務所内で行われたオーディションで落ちたのがきっかけです。まわりから受かる受かるって言われていたから、僕自身も100%の努力をしていなかった。そんな自分がふがいなくて、くやしくて、もっと結果を出したいって思うようになって、そこからレッスンに挑む姿勢も変わりました。もともと高校時代からコツコツ勉強をするのが好きなタイプなんです。成果が出ないときももちろんあるんですけど、コツコツやっていればちょっとずつでも結果がついてくるはず、そう思って頑張るようにしています。

――努力家なんですね。

 いや、自分よりも努力している人はほかにもたくさんいる、って常に思っているので…。

――ドラマを見た周囲の反応は?

 すごくたくさん映していただいていたので、1話が終わった後、同級生からいっぱい連絡が来ました。でも、ありがたいと同時に演技をしている自分を見て恥ずかしかった(笑)。2話目もぎこちなかったし…10年後ぐらいですかね、普通にみられるようになるのは(笑)

――今後の見どころは?

 アストロズがどんどん変わっていきます。浜畑(廣瀬俊朗)、里村(佳久創)頼りだったチームが、柴門監督(大谷亮平)の手によってどんどん変化していき、さらに君嶋(大泉洋)がどうやって本社に戻るのか、多英(笹本玲奈)と真吾がそれをどうやって支えるのか。どんどん物語が展開していくので、そこに注目してもらいたいですね。

※本連載は雑誌『TV station』との連動企画です。
写真提供:TBS

未来につながる、パスがある。
大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、とある大型買収案件に異を唱えた結果、横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。
かつて強豪として鳴らしたアストロズも、いまは成績不振に喘ぎ、鳴かず飛ばず。巨額の赤字を垂れ流していた。
アストロズを再生せよ――――。
ラグビーに関して何の知識も経験もない、ズブの素人である君嶋が、お荷物社会人ラグビーチームの再建に挑む。

『ノーサイド・ゲーム』

池井戸潤
ダイヤモンド社 刊
定 価:本体1600円+税 
発売日:2019年6月13日