ドナルド・トランプ米大統領は20日、力強い経済成長を維持しつつ、キャピタルゲイン減税を含む経済対策を検討していることを明らかにした。トランプ氏はホワイトハウスで、記者団に対し「われわれはリセッション(景気後退)からは程遠いところにある」と語った。トランプ氏は、インフレ連動にすることでキャピタルゲイン税を軽減する案も含め、さまざまな減税案を政権内で検討していると述べた。キャピタルゲイン税をインフレ連動型にすれば、過度な恩恵が富裕層に渡ることになる。トランプ氏はまた「私が直接できる」と述べ、議会を通さず、規制措置によってインフレ連動型に変更できるとの考えを示唆した。トランプ氏が議会を通さずに変更を目指せば、法定争いに発展する可能性が高い。