【シドニー】乗客が飛行に耐えられるかどうかをテストするため、豪カンタス航空では職員に測定機器を身に着けさせ、19時間のフライトに送り込む計画だ。航空会社が超長距離路線の開設を競う中、人間が航空機の技術的進歩に追いつけるかどうかを見極める。  米ニューヨークと豪シドニーを結ぶ直行便2便で今年、パイロットは脳波パターンと覚醒度を追跡するデバイスを着用する。それによって得られるデータは未来の空の旅を決定づける可能性がある。豪モナシュ大学の研究者が乗員と協力し、フライト中と前後にメラトニン(睡眠と関連したホルモン)のレベルを測定する。