「年収1億円」は、配偶者選びで「半分」決まる

億万長者の「92%が既婚者である」山下誠司(やました・せいじ)
(株)アースホールディングス取締役(株)サンクチュアリ代表取締役
日本最大級の240店舗を展開する美容室「EARTH(アース)」を運営する、(株)アースホールディングス取締役[スタッフ3000名、年商180億円]。うち70店舗をフランチャイズ展開する、(株)サンクチュアリ代表取締役も兼任。(株)サンクチュアリは、自社から輩出したフランチャイズ30社とともに、関東、甲信越、東海、北陸、北海道、福岡で展開[スタッフ900名、年商50億円]。1976年、静岡県生まれ。高校卒業後に上京し、19歳で年収180万円から美容師を始め、31歳で年収1億円を超える。19歳から23歳まで、ほぼ休みなく仕事をし、24歳から39歳までは、始発から終電まで365日、15年間、1日たりとも休みなく仕事。40歳からは、仕事と遊びの壁が、完全になくなる。愛車は、フェラーリ488スパイダー。趣味は「仕事」。

手前味噌だと笑われるかもしれませんが、私の妻は、この「3つ」に、完全に当てはまる女性だと思います。
結婚15周年を迎えたとき(39歳)のことです。「結婚してから一度も結婚記念日をお祝いしたことがないから、仕事を早く終わらせて、箱根に一泊旅行に出かけよう」という話になりました。
ところが、記念日の当日、「これから電車に乗ろう」という直前に、店舗のスタッフから電話がかかってきたのです。「トラブルが発生した」という連絡でした。
私が妻に「1時間で戻ってくるので、しばらく待っていてほしい」と言うと、妻は、「スタッフあっての私たちだから、旅行はキャンセルしましょう。スタッフが困っているときに、あなたがお店に駆けつけるのは、当然よ」と即答し、私を送り出してくれたのです。自宅に戻ると、旅行が台無しになったことには一切触れず、「トラブルが解決してよかったね」と私を労ってくれました。
また、こんなこともありました。入社してから15年間、本当に1日も休みなく仕事をしてきた私が、「家族5人でハワイに行く」計画を立てたことがあります。
ところが、旅行の3日前に大きな仕事が決まってしまい、どうしても旅行をキャンセルするしかありませんでした。出発直前だったので、キャンセル料も高く、100万円以上かかりました。それでも妻は、「仕事優先だから、気にしないで」と微笑んでくれました。それどころか「旅行を計画してくれただけでも嬉しい、感謝している、ありがとう」と私を立ててくれたのです。妻には、本当に、感謝しかありません。
「年収1億円」を超えたければ、仕事に全力投球できる配偶者を選ぶことです。「ビジネスの成功は、配偶者選びで半分決まる」と思います。私が「年収1億円」を超えることができたのは、「この妻と結婚したからだ」と、自信を持って言えます。
「好きという感情」は結婚の最低条件であり、それ以上に「お互いに、仕事や家庭にやりがいを持ち、理解し合える相手」を選ぶことが非常に大切なのです。