誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。
【年収1億円の習慣】
「2時間前出社」は、億万長者の基本中の基本
社内で「売上を一番」に伸ばしたり、「顧客数を一番」にしようと思うと、それには、ある程度のキャリアが必要です。ですが、明日からでもすぐに、「一番」になれるものがあります。なんだと思いますか?
それは、「出社時間」です。つまり、「早起き」をすることです。「早起き」なら、誰にでも「一番」が獲れます。「早起き」に、社歴も、年齢も、学歴も、実績も、経験も必要ありません。実力ではかなわない先輩や同僚にも、「早起き」でなら、今すぐ、勝つことができます。
私は、2001年1月、24歳のときに、5年9ヵ月間勤務した都内の美容室を退社して、「EARTH(アース)銀座店」に入社しました。
当時の私は、カットの技術も接客サービスも拙く、あきらかに実力不足。売上も、顧客数も、店長の足下にも遠く及びません。「数字が出せない」という焦りを消化できず、いつも、もがいていました。日に日に、増えるのは「タバコの量」ばかり。
そんな私に、(株)アースホールディングスの創業者である國分利治社長は、「一番を獲るための『最速』『最短』『最強』の方法」を教えてくれました。それは…、
「早起きをすること(一番に出社すること)」
です。國分社長には、「タイムカードも大切な『数字』であり、『出社時間の早さ』で一番になれば、やがて売上でも一番になる」という持論がありました。始業時間どおりに出社して2時間残業するのも、始業時間の2時間前に出社して定時で帰るのも、勤務時間の「長さ」は同じです。それなのにどうして、「出社時間を早くすると、成績が上がるのか」「早起きで一番になることに何の意味があるのか」、正直、そのときの私にはよくわかりませんでした。
けれど、なにがなんでも結果を残したかった私にとって、「早起き」だけが唯一のよりどころでした。「大きな目覚まし時計」を、即日、購入し、「始業時間の2時間前(午前7時)」に出勤してみることにしたのです。すると、早起きの成果は、すぐにあらわれました。
「早起き」をはじめて2ヵ月後の2001年3月には、銀座店の店長に抜擢されました。さらに同年11月には、月間の個人売上が「500万円」を超えて(スタイリストの平均は100万円)、銀座店のみならず、「EARTH全店1位」を獲ることができました。出社時間が早くなるほど年収は増え続け、6年後の2007年、31歳のとき、ついに私の年収は、「1億円」を超えたのです。