米テキサス州で今年に入り可決した銃規制の緩和に関する州法が1日、施行された。同法により公共の場で銃を携行することが容易になる一方、学校や地主などは敷地内で銃器の管理や所持について規制をしにくくなる。新たな法律の支持者らは、法を順守する市民が合法的に銃器を持ち歩くことが容易になるとし、危険な状況に陥った際に防衛手段がない事態を確実に避けることにつながると主張。銃器携帯を認める憲法上の権利を保障するものだとしている。一方で銃規制を訴える団体などは、新たな法律は公衆の安全にはつながらず、さらに多くの人が危険にさらされると指摘。銃規制賛成派団体「銃規制を求める米国の母親たち」の創設者シャノン・ワッツ氏は、「テキサス州知事や議会は銃器ロビイストにこの法律を書かせた」と批判した。