18日まで開催された連邦公開市場委員会(FOMC)に関する重大ニュースは、大半の当局者が年内の追加利下げを想定していないという点だ。それよりも大きなニュースは、少なくとも今のところは、株式投資家がそれほど動揺していないということだろう。米連邦準備制度理事会(FRB)はこの日、ほぼ大方の予想通り、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を25ベーシスポイント(bp)引き下げ1.75~2%とすることを決定。会合後に公表された声明は、前回7月の文言をほぼすべて踏襲した。動きが見られたのは、同時に公表されたFRB当局者の見通しで、当局者が総じて、金利据え置きを想定していることを示唆した。内訳は7人が年内もう1回の利下げを予想。5人が据え置き、残る5人は利上げが望ましいとの立場だった。