世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアが自国内の産油量の落ち込みを補うため、原油・石油製品を輸入しようと外国業者に連絡を取っている。サウジは国内の主要石油施設が14日に無人機のミサイル攻撃を受け、原油生産の半分が停止した。この混乱が世界の石油サプライチェーンの随所に影響を及ぼしている。石油トレーダーらによれば、サウジは信頼性ある原油輸出国としての評判を保つため、原油を少なくとも中東1カ国から、石油製品を世界市場から、それぞれ輸入しようとしている。サウジが石油輸入を目指しており、イラクに200万バレルを求めたとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じると、北海ブレント原油先物は2.8%上昇した。