ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。主人公の斉藤英二郎は、永禄大学附属病院の第4外科で研修中だ。次期教授候補とも言われる庄司という医師に指導してもらっているが、不穏な空気が流れていることに気づき始める。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第45話「告知のセオリー」を掲載する。
【あらすじ】
主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医だ。これまでの研修先ではさまざまな衝突をしてきていて、病院からは煙たがられていた。
しかし、今研修中の第4外科では、優秀で人望も厚い庄司が指導医についていて、斉藤も熱心に指導を仰いでいた。
抗がん剤の研究をしている庄司だが、担当のがん患者たちに信頼されていて、がんの告知をしている。
この日、抗がん剤の副作用のため左足が動かなくなってしまった患者の治療を続けるか否かを判断しなくてはならなかった。
庄司は直接患者に意志を確認。患者は「治療を続けてください」「俺だって先生の研究のお役にもたてるでしょう…?」と治療を続ける意志を伝えた。斉藤はその様子に感銘を受けていた。
「自分ががんだったとしたら、それを告知してほしいか」「家族ががんになったとしたら、本人に告知するか」という重い問題について、斉藤と庄司は話す。庄司は、告知をすればやれる治療法はいくつかあるという点を挙げて、「僕は真実を告げる」と力強く断言する。
すっかり庄司に感化された斉藤は、他の医師らにも「感動しました」と話すが、周りは若干しらけた空気になる。そこへ、以前庄司にケンカを売ってきた宇佐美がやってくる。
若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰







