ドナルド・トランプ米大統領は20日、ウクライナ大統領との会話は「全く適切」だったとして正当性を主張した。その上で、2020年の米大統領選に立候補している民主党のジョー・バイデン前副大統領について、ウクライナ政府にあらためて調査を呼びかけた。議員らはトランプ氏と弁護士が、ウクライナ政府に圧力をかけてバイデン氏の調査を求めたとされる件を調べている。トランプ氏はこの日、7月にボロディミル・ゼレンスキー大統領にウクライナ当局によるバイデン氏の調査を要求したかどうかは明らかにしなかった。ただバイデン氏について「誰かが調べなければならない」と記者団に語った。バイデン氏を巡っては、副大統領時代にウクライナの民間ガス会社ブリスマ・グループを捜査したビクトル・ショキン検事総長を解任させようとした件が焦点となっている。息子のハンター・バイデン氏がブリスマの役員だった。