日産自動車が次期最高経営責任者(CEO)候補を3人に絞って検討している。複数の関係者が明らかにした。現在名前が挙がっているのは、サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長、日産でパフォーマンスリカバリー担当の専務執行役員を務める関潤氏、三菱自動車の最高執行責任者(COO)で仏ルノー元幹部のアシュワニ・グプタ氏。来月初めの取締役会までに、この候補者リストが増減する可能性もある。日産の指名委員会は候補者リストについて正式な判断を下していない。新浪氏は日産から連絡を受けておらず、今のところ転職に興味はないとした。候補に挙がっているとすれば光栄だが「サントリーCEOとして当分やることが山ほど」ある、と電子メールで回答した。